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方位の影響力

 移転方位の影響力には大差があり、年の方位を100とすると、月は10、日は1くらいで時の方位は全くの微力です。年月日時刻それぞれの方位が仮に凶方として病気に例えれば、年の凶方を「死」とすれば、月の凶方は「重病」に、日の凶方は「風邪」、時間の場合は「クシャミ3回」という程度になります。

 影響を受ける期間は、年の凶方へ移転した場合は約60年間、同じく月が約5年間、日が約2カ月間、時間は3日間程度です。従って、移転などの大事には年と月の方位が共に吉方でなければなりません。もし移転先が凶方なら吉方になる年月まで待つか、年月を動かせぬなら吉方位の場所を選ぶか、で、なければ中止すべきです。巷間、方位が悪い場合に他所で一泊してから入居するという「方除け」は日の方位を使うことになりますから、たとえ効果があったとしても2カ月間、これでは全く意味がありません。

 結婚は移転を伴いますから、新居が決まっていれば吉方になる時を、未定の場合は吉方位を選ばなければなりません。もし新居が凶方位だと、不本意な結果を招きかねません。

 転勤「自分の勝手と都合」で行う移転と違って通常命令によりますから、たとえ任地が凶方でもその影響がもろに現れることはそう多くありません。しかし、次の転勤も凶方、その次もと繰り返すのが普通で、永住の地で定年を迎えることは滅多にありません。つまり、転勤ではない移転(自分の意志で)をすることになり、この時の方位も凶方であるのが通例です。これを実行すれば潜在していた過去の凶方も重なって現れることがあり、そうなれば多大な影響を被ることになります。そこで、凶方へ転勤する場合はとりあえず任地で仮住まいを設け、その後折りを見て吉方位へ再移転して悪影響を現れにくくする必要があります。

☆鑑定例:某総合商社に勤めるB氏は大阪府の泉北ニュータウンに家を新築して5年後に東京本社部長職の辞令を受けて転勤。3〜4年で大阪に帰すということだったので家族を置いて単身赴任したがその約束が守られぬまま、末席ながら常務に抜擢されて定年延長。定年の1年半前に夫人より相談を受けて調べたところ、東京転勤は大凶方、定年予定時の大阪も大凶方。従って、予定の前年に退職を勧めたが本人は聞き入れず、定年を待って大阪へ。その年を含めた4年目の春に交通事故で重傷を負う。



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