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吉方の種類


 枠内は気学の創始者・園田真次郎師が著書「方位明鑑」に記されたものです。全文転載しておきますので参考にして下さい。は筆者注)

なお、「方位明鑑」は私が入門したおり、師匠から参考書にするように云われたもので、私の机の上にはボロボロになりながら今も鎮座しています。

■生気(せいき)の吉方

自分の本命星の五行に相生してくる(相生図では一つ前)五行を持つ九星が廻座している方位で、主として持病のある人、虚弱者、中年以降の人に用います。
例:一白の五行である「水」に相生してくる五行は「金」ゆえ、一白の人は六白と七赤方位になる。

「方位明鑑」より
 生気の吉方に向かって建築、移転等をすれば、天の大徳からその悦び(よろこび)を分与せらるるものである。吉方を用ふれば、期せずして天の活動する正道に随順する事となるから、自ら求めずとも天徳の恵みを禀くる(授かる)事となるのである。
 而して生気の吉方を用ふる時は、気力旺盛となって、心眼が開け、先見の明があるようになる。亦(また)高貴或いは目上の人の引立て援助を得て、良途に進む事となり、計画実行する事業が悉く成就して、大なる満足を得らるるのである。

■毘和の吉方

自分の本命星と同じ五行を持つ九星が廻座している方位。
例:三碧と四緑(木)、五黄と二黒・八白(土)、二黒と八白、六白と七赤(金)になる。
二黒・八白と五黄は毘和になるが、五黄のある方位は五黄殺(大凶)になる。

方位明鑑」より
 毘和の天徳は、貴人より引き立てを得たり、或いは部下が努力の結果繁栄幸福を齎らす(もたらす)性質のものではない。位置資格及びその実力等が自分と同格の者との親善関係からくる悦(喜)びである。故に毘和は兄弟、同僚、朋友等互角のものが互いに助け合ひ、相共に共同提携して有利の方面を開発して効果を挙げる吉方である。

■退気の吉方

自分の本命星の五行が相生していく(相生図では一つ後ろ)五行を持つ九星が廻座している方位で、主として若年者に用います。
例:一白の五行である「水」が相生していく五行は「木」ゆえ、一白の人は三碧と四緑方位になる。

「方位明鑑」より
 退気とは先ず我を損じて彼に益し、自ら努力して他人を援助する道である。人類は天地の恩恵によって生育発達するものであるから、生まれながらにして天より命ぜられ足る使命と本義を完全に成し遂げるには、退気の吉方を用ふるのが一番よい。此の吉方によれば、如何なるナマケ者でも大に悔悟発憤(発奮)して、人生の真目的に向かって奮闘努力を続ける事になる。

 自分の心身を強健にすると同時に、世を利し人を益するから、求めずして天徳を与えられる。退気吉方による努力は遂に人生の最大幸福を無限に禀け(授かり)、真に有終の美を齎し極楽を現世に體現して、子々孫々までも其の余光に浴する。所謂積善の家に余慶ありとは退気の功徳を如実に物語る金言である。

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