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運は先天にあらず後天にあり

 「運(命)というものは生まれつき(先天的に)決まっているものではなく、生まれた後に(後天的)自己の努力と責任で作っていくものである」

 失敗も成功も運命だとすれば、私達の人生に自分の意志や努力が入る余地がないことになり、こんな馬鹿らしいことはありません。では、運勢はというと、運命と同じく「運の強弱は生まれつき(生年月日による)である」と考える人が大半を占めます。“いつ”“どこで”“どんな両親の下に”生まれるかというのは天の配剤ですから、願ったところで叶えられることではありません。「運が悪いのは誕生日のせい」だとすると、「私は天を恨む」という人もいるでしょうが、天は自分の子供同様の私達が幸せに暮らせるように願っても、差別することはありません。

 運には「先天運」と「後天運」があり、前者は文字どおり生まれつきの運、後者はその後にできた運のことです。先天運は生まれた時点で既に持っていた運ですから、これが悪ければ貧しい家に生まれ、よければ裕福な家に生まれることぐらいでしょうが、人生のスタートでは大きなハンディーを貰ったことは確かです。しかし、世間には金持ちの家に生まれながら道楽で財産を食いつぶした人、貧しい家庭に生まれながら成功した人の例は掃いて捨てるほどあるのですから、最終目標の成功に結び付くのは「後天運」の力であって、先天運は屁の突っ張りにもなりません。

 平均寿命80才の今日のみならず、いつの時代でも親に従う期間は僅かなもので、人生の大半は自分の意志によって動き、自分が選んだ家に居住します。その動き方、つまり移転した方位と家相が後天運を左右し、以降はその支配下に入ります。たとえ生まれた時は同じでも死ぬ時は別々、その道中も人様々なのは、生まれ育った住居の家相、その後に移転した方位と住居の家相が人により違うからです。

 なお、生まれも育ちも同じ双子の場合は、親の全面的な養護下にある間は大して変わりませんが、進学や結婚などで進む道が違った時から徐々に変化していきます。



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