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鬼門の井戸  2   ”現代日本の家相学”  祥氣舎より発売中

鬼門Q&A

 家の中心から見て東30度と西30度の範囲内にある井戸は大吉で、西北60度と東南60度の範囲も悪くありません。但し、何れも屋外にあって、常時使用している場合に限ります。屋内にある場合と、屋外でも使用していなければ「凶」と判断しても間違いではありません。何故なら、使っていない井戸は池と同じく止水だからですが、その作用は深いだけよりも弱いと言えます。
 北東、いわゆる鬼門の井戸は「1」で述べたように家族に怪我(骨折など)が絶えず、最悪の場合は水死者を出すこともあると云うほどです。

従って、どの家相本を見ても書いてある通りの大凶ですから、鬼門に井戸を掘る人は滅多にいません。(鬼門を点、即ち北東の隅と考れば別ですが=鬼門

 しかし、現実にはAさん宅のように存在します。Aさんの話によると、ここは大正時代の借家(長屋)があった場所で、戦災の焼け跡をAさんの父が買い取って新築したそうです。そのため、長屋時代の共用の井戸がAさんの敷地に残ったということです。井戸が先で家が後という、戦火ゆえの珍しい事例ですが、これ以外にも、隣の家を買い取ったためなどの理由で敷地内に取り込まれて、結果として北東の井戸になった例は少なくありません。

 元々、井戸は便所と同様に屋外に造られるのが普通でしたが、増改築の際に屋内に取り込まれることがあります。近代になって水道が発達すると徐々に井戸が使われなくなり、井戸のある土間に床を張ったため、住人でさえ井戸のあることを忘れていることがあります。
床下の水気は大凶ですから、古い家を買う場合は、浄化槽はもとより井戸の有無も聞き、もしあれば、入居前に適当な処置を済ませておくことが重要です。

 なお、山林を宅地開発する場合など、地下水の排水(通り道)に河川工事などに使う蛇籠(?.正確な名前は失念しましたが)を地中に埋めると聞いたことがあります。このような土地を購入する際は地下の確認が必要で、もしあるるようならその在りかを調べ、住居はその場所を避けての建築しなければなりません。


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