気学教室/基礎から方位・家相の実務まで 大阪教室(心斎橋)  東京教室(渋谷) 開講中 お問合せ 06−6673−3575

本命殺方位への移転
移転の方位Q&A

氏名 続柄 生年月日 本命星 月命星 備 考
本人 S24年11月*日 六白金星 五黄土星
長男 S55年07月*日 二黒土星 六白金星
S21年 8月*日 九紫火星 八白土星 H3 死亡

《備考》
昭和61年3月豊中市から現住所(大阪府堺市槙塚台)へ移転(南)
平成3年2月主人が脳出血で倒れ、同年10月に死亡。

 A子さんは昭和63年の春頃から頭痛が頻繁に起こるようになり、精密検査を受けたが特に異状なく、偏頭痛と診断された。その後、集中力がなくなり、読みたいと思って買った本にも手がつかず、また疲れやすいということで、平成元年の春に受診。精神的なものと診断され、約一年余の治療で頭痛を除けば普段の生活には支障がなくなるまで回復した。

 そんな間もなく、主人の死後から睡眠薬がなければ眠られなくなって、知人の勧めで霊感師に相談すると「水子の霊と行き倒れになって祀られていない先祖がいる」といわれた。水子の経験は全くなかったが、先祖のことは分からないのでお祓いを受けた。これが効いたのか(A子さんの談)、その後しばらく順調だったが、昨年(平成4年)の秋頃から再発して現在治療中である。再び霊感師の所へ行ったが、今度は300万円の特別祈祷が必要だといわれたのでそのまま帰って来た。知人から家相のことを言われて相談に来た。

【鑑定】
 移転後7年になるので家相の影響は十分考えられるが、図面では数箇所に欠点が見られるものの、この欠点と本人の訴えとが合致しません。それより、生年月日を勘案すると、この家族に限れば取り立てて凶相と言うほどでもありません。

昭和61年 本命殺
同年3月  五黄殺


 問題は方位です。移転した昭和61年(五黄土星)は南に九紫火星が在宮していて、ご主人には【本命殺】の大凶方でした。南方位へ移転した場合の影響が顕著になる時期は概ね6年或いは15年目(暦年)前後です。そのうえ、南又は九紫火星には心臓や頭部(特に脳と眼)、精神といった意味があるので、本命星が九紫のご主人の脳に故障が生じたのですから、気の毒だが家相のせいではなく方災と考える方が適切です。

 一方この年の3月(一白水星の月)は南に五黄土星が在宮しています。五黄星の在宮する方位を五黄殺方といって、これも確死と言われるほどの大凶方で、移転した者全員(子供は助かることが多い)が影響を受けます。しかし、この場合は月の五黄殺であるため年のそれより影響は軽く、A子さんの偏頭痛や精神面の病はこの為と考えて間違いないでしょう。

 精神面については、治療に加えて水汲みをすれば快癒は可能と考えられますが、このまま居続けると必ず再発するし、今後眼を患う恐れがあります。

 相談者は家相が大層気になるらしいが、現在の敷地に新たに家相を考えるとしても今より格段に良くすることは難しく、A子さんの病気が方位から出たことですから、取り合えず吉方移転をして、新築はその後にしたほうが良いと判断しました。

平成6年10月
平成9年4月
平成15年10月

 よって、平成6年10月中旬に現住居より西(八白)方位へ、その後平成9年4月中旬に北(八白)、その後の平成15年10月西(八白)方位で新築入居、都合3度の移転を勧めました。三度の吉方移転をしても凶方の悪影響は残りますが、三度の吉方効果により、現状に比べれば格段に好転(総合的に)するはずです。



HOME] [プロフィール] [気学教室 [質問箱 [気学って?] [今月の予感] [鑑定のご案内] [気学会のご案内]
Copyright(c) KOSYOKANKIGAKUKAI
kosyokan.com
に掲載の記事及び画像等、全ての著作権は資料提供者及び考祥館気学会に帰属します